【レビュー】ベルキンのThunderbolt 3 オールインワン ドッキングソリューション「Thunderbolt 3 Express Dock HD」

ポートがThunderbolt 3(USB-C)のみとなったMacBook Proが昨年秋に発売となりましたが、その直後に発表されたベルキンの「Thunderbolt 3 Express Dock HD
長らく発売が待たれていましたが、6月初旬にApple StoreやApple公式サイトでの先行販売を経て、いよいよ7月7日に各家電量販店などでの販売が開始されました。

筆者もこの6月に発売になったMacBook Pro(13インチ)を購入し、「Thunderbolt 3 Express Dock HD」を使い始めました。そこで、同製品のレビューをしたいと思います。

Thunderbolt 3 Express Dock HD

まず外観から。
箱から取り出してみると、思いのほか大きいです。これに電源アダプタを接続するのですが、その電源アダプタも大きい。手軽に持ち運んで使うというタイプではなく、自宅やオフィスなどに据え置いて使う製品です。
なお、この大きな電源アダプタは170Wもの出力を持ち、MacBook Proに最大85Wの電力を供給するとともに、各ポートにつないだ周辺機器にも余裕を持った電力供給が可能になっています。

Thunderbolt 3 Express Dock HD 電源アダプタ

搭載されているポートは、前面にUSB Type-Aとオーディオ出力、背面には左からギガビットイーサネット、オーディオ出力、USB Type-A が2ポート、Thunderbolt 3 (USB-C) が2ポート、DisplayPort、そして電源入力ポートです。
背面ポートに常時接続しておくディスプレイや有線LAN、スピーカ、あるいは外付けストレージなどを接続しておけば、MacBook ProにThunderbolt 3ケーブルを接続するだけで、すべての周辺機器を一度につなぐことができます。
しかも、MacBook Proへの電源供給もされます。ケーブルを1本挿すだけ、とても簡単です。

Thunderbolt 3 Express Dock HD 背面

現在、Thunderbolt 3ポートには、LG UltraFine 4K Displayを接続しています。
UltraFine 4K Displayは、MacBook Proに直接つなぐと電源供給も行う仕様になっていて、本製品とつなぐことで電源関係はどうなるかと思いましたが、そこはUSB PDがしっかり働いてくれてまったく問題なく使用できています。

前面ポートには、一時的に使うものなどをその都度接続するのに便利です。
前面の3.5mmミニジャックは、説明書などには音声出力とありますが、本体のアイコンを見るとオーディオ入出力っぽいので、試してみたことろ、入出力でした。
ヘッドセットなどの3.5mm4極ミニプラグを挿すことで、音声の入出力が可能です。

Thunderbolt 3 Express Dock HD 前面ポート

Apple純正のSuperDriveは、USB Type-Aポートに接続しても利用できませんでした。これは、純正SuperDriveがハブ経由では使用できないようになっているためです。
本来、電源供給が不安定になるためハブ経由では使用できないということなので、電源供給に不安のない本製品では、もしかしたら使えるかもしれないという微かな期待をしていましたが、無理でした。

ちなみに、「Thunderbolt 3 Express Dock HD」を12インチMacBookに接続してみたところ、電源供給は可能なものの、各ポートは利用できず、高価な電源アダプタとなります(笑)

4万円強と、気軽に買える価格ではありませんが、Appleの周辺機器を長年作ってきているベルキンの信頼性の高い製品です。
MacBook ProのThunderbolt 3を安定して活用し、しかもシンプルに運用できる本製品は、Thunderbolt 3をフルに活用したいユーザーには価格に見合った価値があるでしょう。

「Thunderbolt 3 Express Dock HD」は、下記オンラインショップなどで販売されています。

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