【レビュー】GaN採用で小型の65W 2ポート USB急速充電器 ‒ USB-C + USB-Aの「AUKEY PA-B3」とUSB-C × 2の「AUKEY PA-B4」

AUKEYが、次世代のパワー半導体素材「窒化ガリウム(GaN)」を採用したUSB PD 3.0対応の急速充電器オム二アデュオシリーズとして、USB-C+USB-Aポートを搭載した「AUKEY PA-B3」とUSB-C 2ポートを搭載した「AUKEY PA-B4」を販売しています。

PA-B3とPA-B4

GaNを採用することで、従来のシリコン素材を使用した充電器よりも大幅に小型軽量化されたUSB充電器で、このタイプでは1ポートのものが多いところ、2ポートを搭載した充電器です。

サイズは、2製品とも60W以上の2ポート充電器の中では最小クラスのコンパクトサイズ(52mm × 52mm × 30mm)で、重量も実測で106グラム(PA-B3)、107グラム(PA-B4)と最軽量クラスです。
ACプラグは折りたたみ式を採用していますので、持ち運びもコンパクトです。

106グラムと107グラム

Macの電源アダプタとしては最小のMacBook Airの純正アダプタ(30W)と比較しても、さらに小型です。

純正アダプタとの比較

通電した状態では、本体の白色LEDが点灯します。
控えめな明るさで、眩しくはありません。

白色LED

PA-B3(USB-C + USB-A)

まず、USB-CとUSB-Aが1ポートずつ搭載された「PA-B3」を見てみます。

PA-B3

USB-Cポートのみの使用で最大65W、USB-Aポートを併用すると、USB-Cが最大45W、USB-Aが最大18Wの出力になると説明されています。

PA-B3電源特性

実際にMacBook Air(2018)を充電してUSBチェッカーで計測してみたところ、20V 1.5A〜2.25A(30W〜45W)で充電されました。
(「システム情報」上では、65Wと表示されます)

MacBook Airを充電

その状態で、USB-AポートにiPhone 11 Proを接続すると、MacBook Airの数値はそのままで、USB-Aポートからは5V 1.5A(7.5W)程度で充電が行われました。
iPhoneの代わりにiPad(第5世代)を接続すると、5V 1.3A(6.5W)で充電が行われました。

MacBook AirとiPadを充電

なお、USB-Aポート単独で使用した場合も、iPhone 11 Proでは5V 1.5A(7.5W)、iPadでは5V 1.3A(6.5W)で充電が行われていました。

MacBook Airに関しては、純正アダプタが30Wなので、それを上回る電力供給でした。USB-Aポートを併用しても出力変わらずMacBook Airを充電できていました。

PA-B4(USB-C × 2)

次に、USB-Cが2ポート搭載された「PA-B4」。

PA-B4

一方が最大65W、もう一方が最大18WのPD対応USB-Cです。両ポート併用すると、65W対応ポートの最大出力は45Wに抑えられます。

65Wまでに対応しいているポートにはラップトップ型のアイコンが付いていて区別できるようになっています(写真では上のポート)。

PA-B4のポート部

実際にMacBook Airを充電して計測してみると、「PA-B3」と同じく20V 1.5A〜2.25A(30W〜45W)で充電されました。
(「システム情報」上では、65Wと表示されます)

MacBook Airを充電

その状態で、もう一方のUSB-CポートにiPhone 11 Proを接続すると、MacBook Airの数値は30W〜45Wのままで(ただし、「システム情報」上では、45Wと変化)、iPhoneには 9V 2A(18W)充電が行われました。

MacBook AirとiPhoneを充電

そこからMacBook Airを外し、単独でiPhone 11 Proを充電した場合も、9V 2A(18W)の充電はそのままでした。

なお、iPadを接続した場合は、いずれの場合も5V 2A(10W)で充電されました。

MacBook Airには「PA-B3」と同じく純正アダプタ上回る電力供給でした。iPhone 11 ProもUSB PDによる急速充電になっています。それぞれがフルパワーで充電されていることになります。

その他

MacBook Pro(13インチ)は、純正の電源アダプタが60Wなので、単独ポートでの利用(最大65W)ではまったく問題なく、もう一方のポートを併用しても45W出力が得られるので、通常使用には差し支えないでしょう。

16インチのMacBook Proは純正が96Wなので、この充電器では少し力不足のようです。とはいえ、使用していないときの充電やさほどパワーを使わない利用時に充電するのは問題なさそうです。

入力はいずれもAC 100–240V 50/60Hzに対応しています。国内はもちろん、海外でも使用できます。

まとめ

MacBookを含む2台のデバイスを一度に充電することができ、しかも小型軽量。これさえ持っておけば、出先などで充電に困ることはないでしょう。
持っているデバイスに応じて、USB-C + USB-A搭載モデル「PA-B3」か、USB-C 2ポート搭載モデル「PA-B4」かを選べるのもいいですね。

価格は、「PA-B3」が4,980円、「PA-B4」が5,980円です。

「PA-B4」は現在、Amazonにて20%オフのクーポンコードが発行されています。注文画面でクーポンコード「AUKEYPAB4」を適用することで、20%オフの4,784円で購入できます。
クーポンコードは、7月8日までの期間限定ですが、限定数の500台に達すると期間内でもクーポンが無効になります。

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